犬の子宮蓄膿症

子宮蓄膿症 犬猫とも雌で多い成人病に子宮蓄膿症があります。
名のとおり子宮の中に膿がたまることですが、場合によっては致命的な病気です。
子供を産んでいないのに胸が張る想像妊娠を繰り返していたり、肥満気味の犬は特に子宮蓄膿症が多いようです。
症状初めは何となく元気がなかったり、食欲が減るという症状から始まり、多飲多尿・嘔吐・下痢といった症状が見られます。
原因初めは嚢胞性子宮内膜過形成という状態から始まり、そこに膣に常在する細菌から感染を受け、膿がたまってきます。
怖いのはその細菌から出るエンドトキシンという毒素で、 これらが全身にまわることで症状が悪化します。
子宮蓄膿症は特に生理後1〜2ヶ月目に起こりやすいと言われています。術後ショックを起こし、急性腎不全急性肺水腫になることもあるようです。
子宮蓄膿症は腎不全、肝不全、心不全などの合併症がない限り、治癒率は、高いと言われます。
対処法一般的には、血液検査と超音波検査・レントゲンなどにより子宮の状態を確認し、子宮及び卵巣の摘出手術を行う様です。
内科療法と外科療法がありますが、内科療法では完治が低く、再発する可能性が高いので外科手術が多く行われている様です。
手術がうまく行き、他の臓器に障害が無い場合は、完治率95%以上と言われます。
子宮が破裂して膿がおなかの中にでたような重症例では、危険な場合もあります。
早めの避妊(卵巣子宮摘出術)を受けることが予防法と言われます。

病気辞典について

記載内容については、日常の健康チェックの参考としてご覧ください。

犬猫の健康を維持し免疫力を維持するサプリメント紹介

ページの先頭へ