猫の鼻炎

鼻炎 鼻の粘膜の炎症で、治癒する事が多い。まれに慢性化し副鼻腔や下部気道に炎症が広がることもある。また鼻炎は肺炎など下部呼吸器疾患の前駆症状として認められる場合もある。
症状 クシャミ・鼻汁・呼吸時の狭窄音、まれに急性期の発熱・眼結膜炎などあります。
原因 細菌感染・ウィルス感染・真菌感染(若齡〜中年齢層に多い)・異物性・外傷性・歯牙疾患(歯根膿瘍、上顎歯歯槽の鼻腔間瘻孔など)・先天性・後天性・新生物(良性ではポリープ、悪性では腺癌・扁平上皮癌が多い)等が挙げられています。
対処法 細菌性鼻炎の場合は、症状から診断する事が多いようですが、場合によってはレントゲンや血液検査などの詳しい検査が必要なこともあり、細菌培養を行うことが重要と言われます。
主に 抗生物質などによる内科療法を行うのが基本で、 原因菌や炎症の程度により異なりますが、菌への的確な抗生物質を投与すれば完治率は90%以上と言われます。冬は特に空気が乾燥し、呼吸器粘膜が弱くなるので、適度な加湿を行う事が良いと言われます。
ウィルス性鼻炎の場合は、一般身体検査、血液検査などにより判断し、全身性ウイルス疾患の場合は抗体検査をすることで判断できることもあるようです。
細菌による二次感染を防ぐことと、体力維持や免疫力活性・遺伝子療法等があるようです。原因ウイルスによって予後はかなり違うと言われます。
ワクチンで予防できる病気はワクチン接種をうけ、規則正しい生活や食事はウイルスに対する抵抗力や免疫力を増強することが重要視されています。
異物性鼻炎の場合、異物により異なり詳しい鼻の検査、レントゲン検査(場合によって全身麻酔が必要なこともあります)、血液検査などが必要なよう
です。異物を特定できたら、除去し、小さい物は鼻洗浄により洗い流せますが、大きな場合は鼻切開などの手術が行われる事もあります。
二次感染などが起っている場合は抗生物質などの内科療法の併用も行われています。
異物を除去し、粘膜の損傷が軽度であれば完治率95%以上と言われています。
犬が単独行動する事を避け、リードをしっかり付け、異物などが放置してそうな場所(草むらなど)を歩かせないように心がける。

辞典について

記載内容については、日常の健康チェックの参考としてご覧ください。

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