犬の前立腺腫瘍

前立腺腫瘍 前立腺腫瘍の発生率は犬では低いものですが、犬の前立腺疾患の5%を占めると言われています。
前立腺の腫瘍には腺癌・平滑筋肉腫・移行上皮癌などが挙げられほとんどは、腺癌です。前立腺の腫瘍で良性のものは報告されていません。
前立腺癌は非常に悪性の腫瘍で隣接臓器への侵入もしくは癌の転移は早い段階で起こります。
症状前立腺の腫瘍塊は前立腺皮膜を通して直腸骨盤の筋肉などに侵入し、排便困難を生じたり、膀胱の頸部・尿道に侵入することにより排尿困難を起こします。
転移は腸骨リンパ節を介して肺や腰椎へ起こる傾向がみられます。犬の前立腺腫瘍でもっとも普通に見られる症状は、便秘やしぶり、排便困難・排尿困難など、前立腺肥大とよく似ていますが、前立腺の癌が進行していくと後腹部や腰部に痛みがある為、犬は歩くことを嫌がります。
対処法詳しい触診・レントゲン検査・血液検査・尿検査・超音波検査・組織病理検査等が行われる様です。
レーザー療法・放射線療法や前立腺切除術が行われていますが完治は低く、症状の改善と言うよりは、状態維持や緩和を目的として免疫機能を高めることが必要と言われています。

病気辞典について

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